-Abbey Road-

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ヌメ革とは?エイジングを早める方法も紹介!

どうも。みちをです。

今日は、ヌメ革について紹介したいと思います。

また、最後には「ヌメ革のエイジングを早める方法」を紹介します。

ヌメ革製品が欲しい人は必見かも。

 

 

1 ヌメ革とは?

ヌメ革ってそもそも何でしょう?

革製品ショップ、土屋鞄製造所 さんによると、

「ヌメ革」は、植物の渋にも含まれる成分のタンニンを使って牛の原皮を鞣し、

型押しなどの表面加工をほとんど施さずに仕上げた革。

のことをいうらしいです。ここで重要なのは、

タンニンを使って鞣していないと、ヌメ革とは呼ばないということ。

 

「表面加工をほとんど施さない」とありますが、加工をする革と何が違うかというと、

  • ナチュラルな表情が美しい。
  • エイジングがカッコイイ。

の2つが代表的です。ひとつずつ見ていきましょう。

 

2 ナチュラルな表情とは?

いきなりですがこちらをご覧ください。

出典元:https://www.rakuten.ne.jp/gold/takuminowaza/

左上は血管の跡、右上は皮本来のシワ(?)、左下は生きている時に付いた

右下は毛が生えていた名残である毛穴ですね。どれもナチュラルですね〜。

 

3 ヌメ革のエイジング

ヌメ革のエイジングは美しい。あのナチュラルなペールオレンジの革が、

こんな炒められた玉ねぎみたいな飴色になるとは、一体誰が想像できたでしょうか?

https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550344693803

こちらは、無印良品さんの「イタリア産ヌメ革三つ折り財布」の写真です。

右上→下→左上の順にだんだんとエイジングしていくようです。もはや立派な芸術ですね!

 

4 どうやったらエイジングするのか?

ヌメ革を持っている人なら、

「エイジングさせたい…」という衝動に駆られることが多々あると思います。

かくいうみちをもその一人で、ヌメ革のペンケースを持っているんですが、

どうやってあんな飴色になるのか不思議でしょうがない一方で、

“エイジングさせたい欲”が止まりません

 

自然にエイジングを楽しみたいという人もいますが、

待ちきれない!という方は、これからお伝えすることでお役に立てるかもしれません。

 

ヌメ革のエイジングを早める方法BEST6

  1. 毎日使う   適度な休憩ももちろんだけど、やっぱりこれが一番
  2. 愛情をかける 変な話でなく、その革製品が好きかどうかでモチベーションも違う
  3. 日光に当てる 日光に当てると、飴色に近づくだけでなく、革の強度もあがる
  4. 手で触る   手の脂で革がイイカンジに
  5. 手入れする  ブラッシングとオイルアップで一気に雰囲気が変わる
  6. 手で揉む   強硬手段だが、やってみる価値はあるかも

ではひとつずつ解説していきたいと思います。

 

1. 毎日使う

毎日使うに越したことはありません。

毎日使えば自然と手で触る時間も増え、それだけでエイジングする速度が早まります。

いっそ、エイジングのことを一切考えずにガシガシ使い倒すのも手でしょう。

ちょっとギャンブル性もありますが、数年手入れも何もせずに使っていたら、

気づいたらエイジングしてた。なんてことがあるかも?(あくまで実行は自己責任でお願いします…)

 

2. 愛情をかける

エイジングをさせるには、長い年月がかかります。

「全然エイジングしないな〜。もう飽きた!」なんてなったら元も子もありません。

エイジングするしないに関わらず、その革製品自体が好きなら、

エイジングまでの刻も苦ではありません。そのためにも、愛情をかけることが大切です。

たまには革の表面を見てあげたり、ちょっと高いオイルを塗ってみたり。

そんな何気無い行動ひとつひとつが、美しい飴色への確実な一歩なのです。

 

3. 日光に当てる

利点がなさそうに見えてあるんです。

毎日使っているだけでは、エイジングにムラが出てしまいます。

よく触るところ・擦れるところ(財布ならファスナー、靴なら踵周りとか)などは

自然とエイジングしますが、エイジングしないところも生まれてしまいます。

だからこそ、日光浴はすべきなんですね(エイジングのムラが気にならない方、日当たりが悪くてヌメ革に日を当てられない人などは無理にしなくてもいいと思いますが…)。

 

4. 手で触る

1. の内容にも被るところがありますが、

意識的に触ることでますます早くエイジングをさせることができます。

やっぱり、手でたくさん触ると手の油がワックス代わりになるんでしょう。

こすり過ぎると手が火傷したり、革が焼けてしまったりしますので危険です。

 

5. 手入れする

1.の内容とは真逆ですが、手入れをするのもまたエイジングさせるための手段です。

オイルをつけてあげるだけで、すっかりこなれた雰囲気が出ます。

それだけでなく、革の劣化を防ぐこともできます。

 

6. 手で揉む 

角など、革の硬いところなどを手で揉みほぐしてあげると、

柔らかくなって使いやすくなるし、イイカンジにエイジングもします。

ただ、あまりやり過ぎると、シワッシワになるので注意してください。

 

このように、エイジングさせる手段はいっぱいあります。

ただどんな風にエイジングさせたいのかなどで、

道が変わります。早くエイジングさせたいのかどうか、などなど。

 

正直言って、エイジングに何が正しいのか判断することはできません

その持ち主が決めることですらありません。

その革がどういう革なのか、どういう特性があるのかを知り、長く付き合うことで

ようやくエイジングの“正解”が分かりますが、それはその革の“正解”であり、

全ての革の“正解”ではありません。

子供の教育法がそれぞれ違っていいように、革との付き合い方もそれぞれ違うんです。

革はだから難しくもあり、楽しいんです。

 

正解は、あなたが決めるんです。