どうも。みちをです。
前回は牛革を紹介しましたが、
今回は、革の種類〜馬革編〜を紹介したいと思います。
1 ホースハイド(ホースレザー・馬革)
その名の通り、馬の革。牛の革のように年齢での区別は無いようです。
取れる革の面が広く、手触りも柔らかいので、昔はインテリアや衣類に重宝されてきました。
馬はよく動くため、傷があるものもあります。
ですがそれもホースハイドならではの貫禄のある風格です!
昔は、馬車や農耕馬などで馬が多く利用されてきたため、ホースハイドの製品も
多く流通していたのですが、技術の発展で馬の需要は減り、
今ではホースハイドは貴重なものとなっています。
*ホースハイド まとめ*
・柔らかい手触り。
・傷があるものもある。
・今では貴重となっている。
*ホースハイドの製品*
ホースハイドは、レザージャケットの方が多いみたいです。
2 ポニーレザー(ハラコ)
ポニーレザーとはその名の通り。あのポニーの革です。
だいたいは毛革として利用されます。
その毛皮のハラコ*に似た外見や触り心地から、「ハラコ」と称されることもありますが、
そのほぼ全てがハラコではありません。しなやかで軽いのが特徴です。
*1 ハラコ 妊娠した牛の胎児の皮のこと。
牛の腹を裂いて、胎児の革を剥いで作る。
動物愛護精神から、ハラコ製品を反対する人も多い。
貴重で、高級な皮革の一つ。
(ちなみに、みちをもハラコは反対です。)
*ポニーレザー まとめ*
・毛皮として使われるのが多い。
・ハラコとして売られるものもある。
・しなやかで軽い。
*ポニーレザー の製品*
3 コードヴァン(コードバン)
これぞ「KING OF 革」、といっても過言ではないかもしれません。
惚れ惚れする艶やかな光沢に、革でも特異なほど強靭。
一般的な革とは違い、馬の臀部の皮の中にあるわずか2mm程度の「コードヴァン層」
と呼ばれる層だけを削り出したもの...それが「コードヴァン」です。
コードヴァン層を削るのには職人技が必要です。
馬革が貴重になっているというのは先ほど述べた通りですが、
しかも、コードヴァンがあるものとないものもあり、
削ってみないとわからないのです。
以上の理由から、コードヴァンは革の中でもケタ違いに貴重です。
しかも、長年使い続けたコードヴァンの靴や財布のエイジングは最高です!
この、深く刻み込まれた畝る(うねる)ようなシワに、光を鏡のように反射する姿…。
神々しさすら合間見えるエイジング の美しさ。 これこそがコードヴァンの最大の魅力です!
*コードヴァン まとめ*
・とにかく貴重!
・とにかく高級!
・エイジングはピカイチの美しさ!
*コードヴァンの製品*
以上です。いかがだったでしょうか?
ところで妄想ですが、この世の靴が一つだけタダでもらえるとしたら、
なにを選びますか?みちをは、オールデンのコードヴァンのペニーローファー(99267)か、
Uチップの(54311)のどちらかが欲しいところです。
次回も、他の革について紹介したいと思います。
ではまた。